無駄が一切なく、教科書に載せるお手本のような騎乗フォームと絶賛されていました。

騎手としての特徴

新人時代から安定感には定評があり、正攻法の騎乗スタイルが評判でした。
職人的で玄人受けする高い技術力を持っていて、80年代~90年代の若手騎手はうまい騎手の名前として口を揃えて河内騎手を挙げていたほどです。

 

兄弟子にあたる武邦彦氏からは「俺が取りたいポジションには常に河内がいた」と言わしめたほどで、武豊や安藤勝己など歴史に残る名ジョッキーたちも若手時代は河内騎手の騎乗テクニックを参考にしていたことで有名です。

 

 

美しさに定評があった

ジョッキーといえば高い技術力を求められるモンキー乗りが必須になりますが、河内騎手はその騎乗フォームが綺麗なことでも有名でした。
調教師や騎手からも、無駄が一切なく教科書に載せるお手本のようなフォームだと絶賛されていました。
余計な動きが一切なく、馬にストレスを与えずに折り合いをつけられるため、ほかの騎手が乗るよりも最後のひと伸びが大きかったと言われています。

 

その結果、折り合いを付けるのが難しい馬に騎乗しても成績が安定して、河内が乗れば崩れないと評価されていました。

 

 

差し、追い込みが得意だった

追い込みイメージ

騎乗した名馬にも差し、追い込みの脚質だった馬が多く、本人も兄弟子の武邦彦騎手が逃げ、先行を得意にしていたので、同じことを越えられないと後ろからの競馬に力を入れていたことを認めています。

 

この結果が、折り合いでストレスを与えない美しい騎乗フォームの習得につながったのでしょう。
特に切れ味鋭い牝馬を得意にしていました。

 

当時は今以上に牝馬と牡馬の実力差が大きかった時期で、そもそも競馬は逃げ、先行の方が有利というデータも出ています。
こうした優劣に逆行したスタイルで結果を出し続けた姿が周囲から高く評価され、コアな競馬ファンから高く支持されていました。

 

 

フェアプレーに努めていた

後ろからの競馬は最終コーナーから最後の直線で仕掛けを行い、他の馬を追い抜かす必要があります。
どれだけ脚をためていても進路が塞がれて大敗するケースはよくあります。
それでも河内氏は抜群のポジショニングで針の糸を通すようなライン取りで気付いたら良いポジションを取っているレースが多数ありました。
後ろから良いポジションを取る場合は、どうしても強引な手法に頼りがちですが、ラフな騎乗はせずほかの馬の動きを見て、ここぞという仕掛け所を逃さないテクニックが持ち味です。
ライバル騎手からは、気付いたら良いポジションを取っていると言わせるほどのレース巧者ぶりだったのも、業界関係者や玄人から高く評価された要因です。